2018年8月31日に発売された「パーパス・マネジメントー社員の幸せを大切にする経営」で触れている「パーパス・マネジメント」に関して、ぜひみなさんにもより詳しく知っていただきたく、今後定期的に発信していくこととなりました!
第一弾は「Purpose(パーパス)とは?」にフォーカスをしてご紹介いたします。
Purposeとは何か?
Purpose(パーパス)とは、自分たちの存在意義のことです。
「この組織は何のために存在しているか?」という問いに答える、シンプルな表現をPurposeと言います。
Purposeがあることにより、組織においては一貫性のある戦略が描かれ、一体感が生まれます。
また、Purposeに共感した社員が高いモチベーションでその能力と創造性を発揮することにより、大きな価値が生まれます。
さらに、Purposeから生まれた商品・サービスが顧客の共感や支持を生み、それが売上利益となり、企業の持続的な繁栄をもたらします。
Purposeには、「その組織の価値観」と「社会的な意義」が含まれている必要があります。
しかし、「社会的な意義」については、多くの組織で具体的に表現されていないことが多いと私たちは考えています。
自分たちが活動することで、世の中にはどんな良い影響があるのか?
自分たちは世界のどんな課題を解決するのか?
このような要素が入っていることが、Purposeにとって必要不可欠となります。
Purpose・行動指針(≒Value)・Visionの3つの関係
自分たちの存在意義という定義での「Purpose」という言葉は、マーケティングやブランディングの分野で使われるようになりました。
背景の一つには、マーケティングの神様と言われるフィリップ・コトラー氏の著書『マーケティング3.0』があります。
コトラー氏は、これからのマーケティング活動の目的は「世界をより良い場所にすること」であり、そのためには企業が自社の「ミッション・ビジョン・バリュー」を明確にすることが重要であると提唱しました。
※『マーケティング3.0』フィリップ・コトラー より作成
この考え方に基づいたマーケティングの事例としては、ユニリーバの「DOVE」などが有名です。
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