『ティール組織』著者のフレデリック・ラルーさんの来日が決定し、日本初のTeal組織カンファレンス「9/14 ティール探求者が一堂に会する大規模カンファレンス〜ティール・ジャーニー・キャンパス〜」が東京工業大学にて開催されました!
これからの組織のあり方を示して注目を集めた『ティール組織』発売から1年余り。日々活動しているティール探求者が集まり、熱量の高まりを肌で感じる場でした。
アイディール・リーダーズのCEO永井は、本カンファレンスの分科会「パーパスを探求する」パーパス探求ワークショップを開催いたしました。ティール組織のキーワードの一つである「パーパス」を、参加者の皆さまと共に探求した様子をお届けします。
まず永井より、パーパスについて皆さまに問いかけました。
「『あなたのパーパスは何ですか』と聞かれて、すぐに答えられる人いますか?」
すると、手を挙げる方がちらほら。
午前中のセッションでフレデリック・ラルーが「パーパスはギフトであり、パーパスに人が選ばれる」という印象深い表現をしていたことを取り上げながら、一人一人が自分のパーパスを探求し「私のパーパスは〜〜です」と表明することの意義や影響について対話しました。
その上で、永井からパーパスには以下の3つの特徴があるといいと伝えました。
1 パーパスとは、私・組織はなんのために存在しているか?という問いの答えである。
2 社会的意義が含まれていると、人に共感してもらいやすく仲間が増える。
3 私のパーパスと組織のパーパスの重なりが見えると、仕事で幸せを感じられる。
そして早速、一人一人のパーパスを探求するワークに移りました。
まずは二人一組でペアになり、相手の過去のストーリーを掘り起こすインタビューです。一人一人の価値観を掘り起こす、頭の中を駆け巡る時間となりました。
自分にとって大事な価値観を振り返ったあとは、アートを使ってパーパスを探求するワークへ。
皆さんにはブロック・アーティストになってもらいました!創作した作品をどうするかというと…
こんな風に、作品を真ん中に置いて鑑賞しました。そして、製作者以外の人たちが作品を鑑賞して感じたことをポストイットに書き、作品の周りに貼り付けていきます。
ただただ手が動くままに創っただけなのに、自分の今の状態や、これからパーパスのために挑戦しようとしていること、心の動きなどが表現されていたようです。この日初めてお会いした人に、たくさんのキーワードをもらいました。
そして次は、このパーパスをさらに進化させるビジュアライゼーションワークへ。
参加者のみなさんに目を閉じていただき、まずは、深呼吸を1、2回。心が落ち着いたところで、ファシリテーターから語られるシーンを心の中で思い描いていきます。
その場面で発せられる言葉は?周囲の人の様子は?自分は何をしているのか?
できるだけ具体的にイメージしていきます。そのシーンに浸りきったら目を開き、改めて自身の創った作品とその周りに貼られた様々なコメントを眺めてみると…
本日のワークを経験した参加者のみなさまから、このような声を頂きました!
「自分の大切にしてることや価値観が(作品に)反映された」
「無自覚な自意識を自覚できるところ(が印象的だった)。もしくは、意識している自意識にあうコメントを(他の人から)もらって、背中を押してもらえること(ができた)」
「自分のパーパスに気づくきっかけになった」
ブロックで作品を創作している時の皆さんの顔は真剣で笑顔でワクワクしていらっしゃいました。
パーパスは変わり続けるもの。フレデリック・ラルー氏も自分のパーパスとアクションが紐づいている時期とそうでない時期が訪れる経験をしています。
次回は、組織のメンバーのパーパスを統合させるワークもやってみたいですね。自分の会社ではこうやってるよ!などのご意見もお待ちしています!
今回ご参加いただいたティール探求者のみなさん、ありがとうございました!