Puposeの定義
Purposeとは、
・最も根本的な存在意義、究極的な目的
・なぜという問いに対する答え
・すでに存在し、発見されるもの
というように定義されています。
Purposeの特徴
Purposeは独自の価値と社会的意義が組み合わさってる部分になります。
具体的には、
・強みや想い、歴史などが反映される
・顧客や社会へのインパクトがある
・社内外に共鳴を生み、エネルギーを創出する
といった特徴があります。
MissionやVisionとの違い
MissionやVisionが似た言葉にありますが、
PurposeはWhyに答えるのに対して、MissionはWhat、VisionはWhereに答えるものという違いがあります。
具体的には、Purposeという目的に対して、
MissionはPurpose実現に向けた戦略、VisionはPurposeを実践し続ける中で訪れるある時点での最高の未来の姿というように理解していただけると良いと思います。
下記の図のようにPurposeからMission(行動指針)が生まれ、その結果将来のビジョンが生まれるというフローができるのです。
Purposeがあることにより、組織においては一貫性のある戦略が描かれ、一体感が生まれます。
「揺るがない共通の目的」が生まれることで、事業と組織がシンクロするのです。
また、Purposeに共感した社員が高いモチベーションでその能力と創造性を発揮することにより、大きな価値が生まれます。
さらに、Purposeから生まれた商品・サービスが顧客の共感や支持を生み、それが売上利益となり、企業の持続的な繁栄をもたらします。
企業を取り巻く外部環境が大きく変化する中で、パーパスを軸とした経営戦略が企業のゴーイングコンサーンや事業成長性の鍵を握る時代に突入しています。
経営としてパーパスを推進することにより、戦略の一貫性、戦略浸透、戦略遂行のスピードが高まり、上記のような期待効果が見込まれます。
Purposeを軸においた経営をする企業として広く知られているのが、スターバックスです。
スターバックスのパーパスは『人々の心を豊かで活力あるものにするために』(詳細は下記画像を参照)であり、店舗接客だけでなく、生産やマーケティング、組織運営など全ての企業活動が、パーパスを軸に設計されています。
Purposeには、「その組織の価値観」と「社会的な意義」が含まれている必要があります。
自分たちが活動することで、世の中にはどんな良い影響があるのか?
自分たちは世界のどんな課題を解決するのか?
このような要素が入っていることが、Purposeにとって必要不可欠となります。
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資料では、本記事でご紹介していないパーパスの事例や、パーパスの効用について、詳しくご紹介しています。
パーパスを活用した経営や、パーパスを軸にした戦略づくり・組織づくりにご関心がある方におすすめです。
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Purposeに関する海外事例や文献を集約したコラム記事『パーパスドリブンな組織づくり』はこちらからご覧いただけます。
https://ideal-leaders.co.jp/blog/blog-546-20211109/