アイディール・リーダーズのビジョン

イノベーションで世界の課題を解決し、
社会的価値を創造する

ビジョンが描く未来像

アイディール・リーダーズが目指すビジョンは、イノベーションによって世界が抱える課題が 解決され、さまざまな社会的価値が生み出される状態です。
今後の世界経済は、今までのような成長を遂げることは難しいでしょう。人口の増加に加え、自然資源の限界は自明です。人類の長い歴史を見れば、直近100〜200年の経済が猛スピードで成長してきたことが異常であり、近い将来、低成長という「定常運転」に戻りつつあると考えています。
しかしながら、急激に「定常運転」に戻れば、直近の高成長に慣れた人類はハードランディングすることになります。「定常運転」に向けて、できるだけゆるやかにランディングすることが必要です。そして、現在と将来の社会課題を解決するために企業が果たすべき役割は、財務的価値と社会的価値の両方を向上させることです。

財務価値と社会価値を
ともに追い求める難しさ

財務的価値と社会的価値をともに追い求めることは容易ではありません。
収益を伸ばそうとすると社会に多少のダメージを与えざるを得ない、
あるいは社会課題の解決に向き合おうとすると収益が上がらないことは想像に難くないでしょう。
しかしながら、私たち人類は、この二項対立を乗り越えなければ存続できない状況に直面しているのです。

ビジョンイラストの
構成要素

今回策定したビジョンのイラストには、当社とクライアント企業、クライアントの先にいるお客様やユーザー、パートナー、教育機関、公共機関、そういった社会全体のありたい姿が描かれています。
水色の液体は、アイディール・リーダーズを表しています。状況に対して柔軟に対応すること、粘り強さや泥臭さを大切にすること、関わりを持ったところに変容をもたらすことを粘性のある液体で表現しました。

中心に位置する円は、当社とクライアント企業のありたい姿です。緑の液体の左側には、「明るく楽しく前向きに」「相互サポート」「セルフマネジメント」「ソーシャル意識」「ロマンと算盤」といった、クライアントへの価値貢献や成長を支える当社が大切にしている価値観が描かれています。

2015年に創業したアイディール・リーダーズは、日本で最も多くの上場企業の経営者に対するエグゼクティブコーチングを日本で最も多く行い、日本で初めてビジネスにおけるパーパスの書籍を発売しました。その後も私たちは、プロフェッショナルとして、常に最新の知見を企業やリーダーに届けることで変革に伴走し続けています。イラストでは、円の中に入り込む液体によって、最新の知見を提供する様子を表しました。

その関わり方は、時代や状況に応じて柔軟に変わります。短期的な成果だけでなく本質的な変容を起こすことを目指す中で、時にクライアントを強くリードすることもあるでしょう。場面に応じて最適な形でクライアントに寄り添い、レバレッジが効くところを見つけて深く関わることで本質的な変容を起こしていく様子を、円の下部に描いています。

今後も、パーパス経営支援、リーダーシップ開発、組織文化の変革、ウェルビーイングの推進など、幅広いソリューションを提供することで、クライアント企業の社員の方々がソーシャルグッドで収益を上げるようになることを目指します。現在までの成長を支えてきた事業がありながらもイノベーションを創出し、新たな収益の柱ができ、経済的価値と社会的価値が向上する状態を「ビル」、その上に「木」、さらにその上に「ビル」を積み重ねることで表現しました。

クライアント変革が
もたらす
社会的インパクト

こうしたクライアントの変化は、社会の景色を変えていくでしょう。イラストの右側では、企業から社会に対する好影響を太い矢印で表しています。
企業がさまざまなアプローチで社会的価値を生み出すことにより、人々が精神的・身体的・金銭的に豊かで、人として幸せに、よりよく生きる環境が整います。こうして環境が保護され、子どもの権利が守られ、人も動物も安全に共生する地球になることを目指します。
クライアント企業の変化を起点に、目に見える変化が社会のあらゆるところで起きるようになると、「何が企業価値向上に資するのか」という開示項目への関心も高まるでしょう。投資家や企業がこうしたことを意識するグッドサイクルが生まれていきそうです。

多様なステークホルダーとの
協働

そして、アイディール・リーダーズはさまざまなステークホルダーと協働して、ビジョンの実現に向かって歩みを進めています。私たちはこれまでも、資本主義のバージョンアップに向き合い、社員が自分らしく強みを生かして働ける会社を増やすためのサービスを展開してきました。 これからも、最新のアプローチを持つ提携先とも一緒に動き、直接的に社会課題を解決するソーシャルベンチャーへの投資や、創業初年度から行っているNPO・NGOへ売上の1%を寄付する活動も継続していきます。弊社の企業活動だけでは不可能な社会価値の創出を、寄付という形で行っているのです。こうした意志を、イラストの左側に描きました。

パーパスに基づく
今後のチャレンジ

私たちは引き続きパーパス「人と社会を大切にする会社を増やす」に基づき、
ビジョンの実現に向かって、経済的価値と社会的価値、経済成長と環境保護、組織内における高い目標
達成と良好な人間関係、といった二項対立に陥りがちなイシューを乗り越え、資本主義の
バージョンアップに資するために活動していきます。