成人発達理論と発達心理学から紐解く、人の成長や発達の可能性

成人発達理論と発達心理学から紐解く、人の成長や発達の可能性

アイディール・リーダーズでは、月に1回、社内勉強会を開催しています。

8月の勉強会には、 パフォーマンスデザイン有限会社代表取締役社長であり、成人発達理論研究&実践家の立石慎也さまにお越し頂き、 「成人発達理論」についてご解説を頂きました。

<成人発達理論とは>

成人発達理論は発達心理学の一分野であり、「人の知識やスキルを発動させる根幹部分の知性や意識そのものが一生をかけて成長・発達を遂げるという考え方のもと、人の成長・発達のプロセスやそのメカニズムを解明する学問領域」を指します。(参照元:組織も人も変わることができる!なぜ部下とうまく行かないのか「自他変革」の発達心理学 加藤洋平 著)

 

特に、欧米ではかなり知られた理論であり、欧米の企業組織では人材育成・人事評価に発達理論の考え方が積極的に活用されているそうです。今回は、立石さまに成人発達理論の全体像について教えて頂くとともに、成人発達理論についての議論を行いました。

<勉強会の内容>

勉強会の冒頭でチェックインとして、「自分自身の心のコンディション」「意識とは何か」についてシェアを行い盛り上がった後に、2-3人のグループに分かれ、「組織も人も変わることができる!なぜ部下とうまく行かないのか「自他変革」の発達心理学(加藤洋平 著)」をベースに、成人発達理論に関する関心事を話し合いました。

 

関心事をシェアした後に、アイディール・リーダーズのメンバーの関心事に沿って、立石さまより成人発達理論のご解説を頂きました。

「意識の成長・発達は、主体から客体へ移行する連続的なプロセスである。」

「成人の発達段階は、能力、行動特性・性格類型ではなく、『今起きていることをどのような意識構造を用いて解釈しているか』を実証研究結果に基づいて測定したもの。」

「発達段階が進化していくと、自分と他者の関わりをより咀嚼して感じ取れるようになっていく。」

など、我々の意識や、状況を認識し意味を構築する能力がどのように成長していくかというご説明を、メンバー一同大変興味深く聞かせて頂きました。

立石さまより成人発達理論についてのご解説を頂いた後に、質疑応答の時間を取って頂き、「成人発達理論を活用したコーチングの実践方法」や「発達段階を向上させるための支援方法」など、多岐にわたるトピックで議論を行い、大変充実した時間となりました。

立石さま、貴重なお話を誠にありがとうございました。

 

成人発達理論にご興味をお持ちになった方は、ぜひこちらもご覧ください。

「組織も人も変わることができる!なぜ部下とうまく行かないのか「自他変革」の発達心理学(加藤洋平 著)」

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