「経営幹部/部長向け ミレニアル世代と共感・共創するために」
みなさんこんにちは!コミュニケーションを担当しているAsakoです。
アイディール・リーダーズでは、月1回、「自由人たちの学びの場」という社内勉強会を開催しています。
3月の勉強会は、3本立てで社内勉強会を開催しました。
◆インターン発表:経営幹部/部長向けミレニアル世代と共感・共創するために
◆インターン発表:Executive Coaching Opportunities in Hong Kong and Taiwan
◆CHO丹羽によるニューヨークでのCHOの学び
本日は、Vol.1として「インターン発表:経営幹部/部長向けミレニアル世代と共感・共創するために」で、私たちが学んだことを少しご紹介します。
まずは、こちらの2人による発表です。
「経営幹部/部長向けミレニアル世代と共感・共創するために」
与那覇さん:慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
近藤さん:同志社大学商学部
さて、皆さん、まずミレニアル世代とはどの年代のことをいうのかご存知ですか?
1980年代〜2000年代初頭に生まれた人を指す言葉なんだとか。
え!私も含まれてるの?と思った方も多いかもしれませんね。
いわゆるデジタルネイティブで、社会のあり方を変容させる世代として注目されている世代でもあります。
しかし、現在ミレニアル世代の社員について悩みを抱える企業も増えているのが現状です。
では、なぜ悩んでいるのでしょうか?
多くの会社で「若手社員の価値観」を理解できていないのが理由だと言われています。
ここで、私たちが学んだ、歴史的変遷に見る世代間の価値観の違いを簡単にあげてみます。
団塊世代(1947~49年生まれ)
「仕事は生きる手段であり、会社から与えられる・指示されるものである」という価値観の形成
新人類(1950年代後半~64年生まれ)
段取りよくPDCAを回せることが優秀とされ、量的拡大を求められた
バブル世代(1965年~69年生まれ)
「仕事は会社から与えられるのではなく自分で生み出すものだ」と言う意識の変化が生まれ、仕事そのものが目的化し始めた
団塊ジュニア世代(1970~84年生まれ)
「社内で言われたことだけをやっていても安泰じゃない」「転職市場でも評価される個人にならないと」 という意識が強いのが特徴
1980年頃~
インターネットの普及(ミレニアル世代の登場)
ゆとり世代(1987~2004年生まれ)
自分の信念に忠実に生きようとする一方で、彼らの多くは企業の中で自分の信念を形にできないでいる
どうでしょう、今社会の中で若手を育てている世代と、ミレニアル世代では、価値観が大きく違います。
また、ミレニアル世代以前と、ミレニアル世代が求めているものの比較として、マーティンセリグマンのポジティブ心理学の挑戦“幸福”から“持続的幸福”へ、を参考にし、以下があげられました。
ミレニアル世代以前
達成/快感
ミレニアル世代
意味合い/良好な人間関係/没頭
最後に、まとめてみるとこの3点が特徴としてあげられました。
ミレニアル世代は精神的な充足を求めている
しかし人生の目的や意義を見つけるのは困難
意義や目的をいかに与えられるかがカギとなる
Ideal Leadersでもそうですが、ミレニアル世代以前とミレニアル世代が混ぜ合わさったチーム構成の企業が多い中、このような情報を得ることでさらにお互いを理解し合い、より円滑なコミュニケーションができると良いですね。