
「やらされ研修」から脱却する ― 自律を生み出す人材育成体系の再設計|理念を“制度”に変える。学びが現場で動き出す“仕組み”とは?
セミナー開催の背景
VUCAやBANIと呼ばれる予測困難な時代において、ビジネス環境の変化はますます加速しています。このような状況下で企業が持続的に成長を遂げるためには、社員一人ひとりが自律的に学びあい、成長を支えあい、組織の力へと変えていくことが必要です。しかし、多くの企業では、次のような課題に直面し、歩みを止めることが多くなっています。
「研修のラインナップを豊富に揃えたが、社員の積極的な受講にはつながっていない…」
「学んだことが仕事に活かされているようには見えず、研修の受講が目的となっている…」
「現場が殺伐としていて、学ぶこと、成長することは後回しにされてしまう…」
「会社にキャリアを依存する」という画一的で従来型の人材育成モデルは、もはや限界を迎えています。 新しい時代に求められるのは、社員の「学びたい」「成長したい」という衝動に働きかけ、組織と個人の目標を連動させ、ともに成長する「自律的な学び・成長のエコシステム」の構築と運用です。
本セミナーでは、そのような人材育成体系の構築・運用について、具体的なアプローチと実践的なノウハウを解説します。
本セミナーの見どころ
「研修しても変わらない」理由を、制度・仕組みの観点から読み解く
「受講率は上がったのに、現場が変わらない」「学びが仕事につながらない」――その背景には、制度設計そのものの構造的なズレが潜んでいます。
このセミナーでは、社員の“やらされ感”を生み出す仕組みを見直し、自律を引き出す教育体系へと再設計するための視点とプロセスを解説します。
形骸化した制度を“再起動”させる設計の勘所
「仕組みを整えたのに、なぜ動かないのか?」「制度はあるのに、現場で生きていないのはなぜか?」――多くの企業が直面するこの問いに、体系の設計・運用・定着の観点から答えます。
実際に“再設計して動かした”事例をもとに、制度が機能するための設計原理と現場接続のポイントを持ち帰ります。
理念や文化が“現場で形になる”制度設計とは?
実際に導入された企業で起きた変化、火種となった人材の育ち方を共有します。
「自律型人材育成の罠」を明らかにする
「理念はあるが、現場で実感できない」「文化づくりの取り組みが一過性で終わる」――多くの企業が抱えるこの課題を、人材育成体系という仕組みの観点から解き明かします。
理念・ビジョンを“言葉のまま”で終わらせず、社員の行動に転換する仕組み化のアプローチを紹介します。
セミナー概要
- 日時:2025年 12月 16日(火) 13:00〜14:00
- 定員:100名
- 費用:無料
- 会場:オンライン(Zoom)
- 申込〆切:2025年 12月 16日(火) 8:00
参加をおすすめしている方
- 人事・人材開発部門の責任者・ご担当者様
- 自社に人材育成体系が整えられておらず、組織的・体系的な人材育成の仕組みを導入したい方。
- 教育体系らしきものがあるが、形骸化しているので見なおしたい方。
- 理念浸透や組織文化醸成を進めてきたが、制度面での整合性に課題を感じている方。
- 経営層・事業部門の責任者様
- 組織変革を進めるうえで、「理念・戦略・人材育成体系を一貫させたい」と考える方。
- 変化に対応し「学習する組織」を創りたいと考えているリーダー層。
- 昔ながらの属人的なやり方がまかり通っている現場の人材育成を見なおしたい方。
講師紹介

アイディール・リーダーズ株式会社 コンサルタント
慶應義塾大学法学部卒業。金融機関での融資審査を経験後、組織を成長へと牽引するリーダーの必要性を痛感して組織・人材領域へとキャリアチェンジ。産業能率大学総合研究所、PwC Japan合同会社などで組織開発、人材開発などのコンサルティングに従事した後、アイディール・リーダーズに入社。コンサルタントとして活動する傍ら、長らくスポーツ競技やビジネス領域でのコーチング活動にも従事している。現在は、成城大学大学院社会イノベーション研究科博士後期課程に在籍し「人と組織の学び」をテーマに研究者としても活動する。主な著書・寄稿に「人材育成体系再構築の勘所ーー経営サイド・社員サイド双方の視点・ニーズを踏まえた育成マネジメントの実現」(労政時報4075号 2024年4月)、「タイムパフォーマンスが大事!? 動画を活用した社員研修の進め方」(企業実務 2023年6月号)がある。