スタディーツアー@ベルリン
「複雑系時代における経営と創造プロジェクト」でベルリンに来ています。
様々な企業から参加する約20名との1週間のドイツ・オランダのスタディーツアー。
初日はドイツで国を挙げて進めている、Industry 4.0のテーマを中心にお伺いしました。
写真は、中小企業に対して最新の技術教育を提供するコンピテンスセンター。
Industry 4.0の実現に向け、中小企業をサポートする体制を整えています。
技術の開発だけでなく、組織をあり方を変えていくこと、そして個人も学習し続けることが、Industry 4.0の実現のために重要とのことでした。
ベルリンはスタートアップの聖地
ベルリン2日目は、インフラ系企業の研究機関やスタートアップが集積する「InfraLab」、Googleが開設したインキュベーションオフィス「Factory」を訪れました。
ベルリンは今や第二のシリコンバレーと呼ばれるほど、スタートアップに人気の都市とのこと。
「21世紀のルネサンスはベルリンから始まる」、「次のFacebookはベルリンから生まれる」とも言われているとのことです。
Industry4.0の実現例
ドイツ版経団連(BDI)を訪問し、Industry4.0の機会と課題について伺いました。
Industry4.0が実現すると、例えば、インターネットに接続したエレベーターが、その状態やメンテナンスの必要性などをネットワークを通じて自動的に教えてくれる。それだけでなく、そのデータ自体を、「顧客の行動データ」としてデパートに売ることができる。プロセスの改善だけでなく、そこから生まれたデータから、新しいビジネスモデルが生み出されることが、Industry4.0の面白いところとのことでした。