
「“違和感”は、学びの入り口」―文化の衝突を、組織の成長資源に変える―
企画概要|ワークショップ開催の背景
グローバル化が進む中で、企業の人事部門は、外国人社員の受け入れ、海外派遣者の適応支援、そして多国籍チームのマネジメントなど、文化的な違いに起因する課題に直面しています。こうした複雑な状況に対応するには、経験や属人的な対処ではなく、再現性のある理論と実践的な枠組みが必要です。
本ワークショップでは、異文化理解の世界的理論である「ホフステード6次元モデル」を活用し、文化的な“違い”を構造的に捉える視点と、それを組織施策に応用するヒントを提供します。特に、人事部門の方々が日常的に直面するグローバルな課題に、どのようにこのモデルを活かせるかを、実践的に体験いただくことが目的です。
※本ワークショップは、講義形式ではなく、参加型のスタイルで進行いたします。
本ワークショップのポイント
本ワークショップでは、以下のポイントについてご紹介します。
●ホフステード6次元モデルの3次元を深掘り
特に「個人主義vs集団主義」「権力格差大vs権力格差小」「不確実性の回避vs不確実性の許容」を中心に、具体的な行動傾向とマネジメント上の配慮を紹介します。
●「文化の違いが生むすれ違い」ケーススタディを用いた討議
日本とアメリカのプロジェクト事例を題材に、「文化の違い」がどのようにすれ違いを生むのかを体験的に学びます。
●CQ (Cultural Intelligence/異文化適応力)の4要素の紹介と自己理解
CQの4要素(ドライブ・ナレッジ・ストラテジー・アクション)を理解し、ストラテジーを参加者同士でディスカッションするパートを設けています。
●質疑応答
参加者からの質問に対し、講師が具体的に回答します。
【関連サービス】
https://ideal-leaders.co.jp/service/global-leadership/
ワークショップ概要
- 日時:2025年9月26日(金) 13:00~16:00
- 定員:各回10名限定(1社2名まで)
- 費用:無料
- 会場:オンライン(Zoom)にて実施
- 申込〆切:2025年9月12日(金)17:00
※人事部門の方を主な対象としています。同業他社(研修会社・コンサルティング会社)の方のご参加はご遠慮ください。
※本ワークショップは最少催行人数3名とさせていただいております。開催人数に満たない場合、中止となる可能性がございますので、あらかじめご了承ください。
※グループワークを実施するため、開始から3時間は参加必須となります。今回のオンラインワークショップは聴講のみでのご参加は、受け付けておりませんのでご容赦ください。
対象者
- グローバルチーム内の認識のズレや摩擦を減らしたい方
- 海外赴任者・外国籍社員のストレス低減や適応支援を担っている方
- DEI推進を行う中で文化的な衝突やギャップに悩んでいる方
- 異文化理解に基づいた研修や制度設計を行いたい人事部門の方
講師紹介
紅谷 みゆき(べにたに・みゆき)
多国籍環境での人材開発・プロジェクトマネジメントに20年以上携わる人事のエキスパート。Amazon、GE、KPMGなどグローバル企業で実績を重ねる。Amazonでは日米でプログラムマネージャーを務め、継続的改善文化の醸成を7つの組織(アメリカ、EU、コスタリカ、メキシコ、ブラジル、南アフリカ、中東)で推進。サマンサ株式会社では、コーチングやリーダーシップ研修などの設計・提供を通じて、100社以上と協業。GEでは50拠点に採用・退職システムを導入し業務効率化に貢献。KPMGコンサルティングではOracle HR導入を主導。中国では新規事業立ち上げも経験し、国際的な視点と実行力を備える。ホフステードCWQ認定アソシエイツ、また、ORSC(Organization & Relationship Systems Coaching )認定システムコーチとして、文化的な違いに起因する組織課題への介入経験も豊富。その他、シックスシグマブラックベルト、Prosci認定チェンジマネジメントプラクティショナーなど資格保持し、グローバル人材育成に情熱を注いでいる。