株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
仕事における幸せについての講演とワークショップ
株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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ご依頼の背景
株式会社日立ソリューションズ・クリエイトさまにて実施した「仕事における幸せについての講演とワークショップ」の様子をお届けします!
株式会社日立ソリューションズ・クリエイトさまは、全社横断施策を全社運動『Happiness大作戦!!』と銘打ち、社員の幸福度の向上に力を入れました。なんと各事業部・本部の事業部長・本部長の方、合計17名がCHOを名乗っているとのこと!また、各現場にはしあわせ係もいらっしゃる、といった具合に、大変積極的に取り組んでおられました。
そのご活動の一環で『パーパス・マネジメント 〜社員の幸せを大切にする経営〜』について講演とワークショップを実施させていただきました。
「仕事における幸せ」に関する講演
前半は、パーパス・マネジメントに関して弊社CHOの丹羽が講演を行いました。
今回もUMUを使用して、会場の皆さまからご質問を募りながら講演を進行しました。
170名以上からのアンケートを集計することができました。
今回のアンケート結果は、
1位(78.3% 144人):職場での良い人間関係
2位(66.8% 123人):高い給料やボーナス
2位(66.8% 123人):意義を感じられる仕事内容
3位(57.6% 106人):自分の強みを活かせる仕事内容
となりました。
講演では、Purposeに関する話だけでなく、CHOの役割と仕事の例として、
実際にどんなことをすれば仕事において「Happiness at work」を感じることができるのかもご紹介しました。
例えば、
会社のPurposeを明確にするだけでなく、社員のPurposeを見つけるサポートを行うことが「Happiness at Work」を高める上でのポイントとなる、といった点や、
R(Relationship)を活性化しながら、W(Wellness)にも寄与する施策として「歩きながら1on1ミーティングを行うこと」などもご紹介しました。
講演では、以下のような質問をいただきました。
- システム開発や運用の現場では、トラブルなどもあるので、なかなか「幸せに働く」といった考えが浸透しづらいと感じています。互いにどんなコミュニケーションを通じてHappinessを探していけば良いでしょうか?
- システムはうまくいくことが「当たり前」と捉えられがちですが、むしろ問題なく運用できていること自体を「素晴らしいこと、よかったこと」として捉えると良いと思います。少し大げさなくらいに「良かったこと」を見つけ、チームで共有することで、「良いことを探す筋肉」がつきます。例えば弊社では、金曜日の夕方に、Accomplishment Sessionという「成功や達成を共に祝う時間」を設けています。その時間は、1週間の中であったよかったことのみにフォーカスして、そのストーリーを共有しています。そうすることによって、日々の仕事の中からもポジティブな要素を見つけることができるようになるのです。
- CHOは誰でもなれるのでしょうか?
- こういう人にCHOになってほしいという条件としては「自分が幸せに働いている人」が良いと思います。自分自身が「Happiness at Work」を感じている人が、仕事のやりがいを伝えることで、情熱や喜びが周囲に伝播していくとのではないかと思っています。
座談会
次に、竹田社長、稲木執行役員と、丹羽による座談会が行われました。
座談会では、以下のようなお話がありました。
「幸福」というキーワードで本イベントを開催しようと思ったきっかけはなんですか?
(竹田社長)
もともと、いくつかの合併を経た上で、2015年1月に会社が創業したこともあり、アイデンティティの確立が簡単ではないと感じていました。その中で、社員の皆さんは目の前の仕事に一生懸命取り組んでいるという状況だったのです。
当社の特長でもある風通しの良さを生かして「ゆるキャラグランプリ」「あなたがNo1」などを、毎年実施している全社運動の施策として取り組みました。
現場ではさまざまな苦労があるということを十分認識しており、そんな中で頑張っている社員の皆さんに「幸せを感じながら働いてほしい」という願いが常に私の中にありました。
そこで、今年は、全社運動のテーマを「Happiness大作戦!!」と名付けて推進してくれるよう稲木さんにお願いしました。
稲木さんは今回の全社運動についてはどう感じていますか?
(稲木執行役員)
私は、幸せに働いているつもりでしたし、今日丹羽さんから紹介して頂いた内容のいくつかは、実践できていた印象もあります。
会社で過ごす時間が長いからこそ、私自身も常々、その時間をワクワクする時間にしてほしいと思っていました。
運動のファーストステップとして何をしようかと思ったときに、人との関わりを見つめ直すという目的で、朝の「おはようの声かけ」を実施することにしました。これからも色々な施策に取り組んでいきたいです。
丹羽さんから取り組みについてコメントをいただけますか?
(丹羽)
仕事における幸せを感じるポイントは人によって違います。御社なりの状況を踏まえて、自分たちの取り組みを信じていくことが一番重要だと思います。こうして積極的に新しいことにチャレンジする姿勢は素敵なことだと思いますし、継続していただけたら必ず成果が出ると信じています。
PARWワークショップ
アイディール・リーダーズが提供しているPARWワークショップは
「Happiness at Work」に大きく関与する4要素である、
P(Purpose=存在意義):自身のPurposeと会社のPurposeに重なる部分を見いだせる
A(Authenticity=自分らしさ):自分の強みを活かし、自分らしく仕事が行える
R(Relationship=関係性):一緒に働く人々とよい人間関係を築き、協力して働ける
W(Wellness=心身の健康):仕事に取り組む上で、心身が健康である
について、自分たちが取り組みたい施策について考えるワークショップです。
今回は、17名のCHOと、しあわせ係の方、合計50名以上の皆さんに、ワークショップに取り組んでいただきました。
ブレストでは、P、A、R、Wに関連する様々な取り組みや施策のアイディアが出てきました。
ワークショップの最後では、『今日の話を受けて、何に取り組みますか?』という問いをもとに対話を行い、数人に発表していただきました。
どうしたら「Happiness at Work」を感じながら働くことができるか、という概念的な話から、組織として実際にどんな施策に取り組むか、そして個人として何に取り組んでいくか、という具体的な話まで、幅のある議論ができたのではないかと思います。
ワークショップ後はオフィス上階にあるコミュニティスペースにて懇親会を開いていただき、CHOの取り組みや施策に関する意見交換に参加させていただきました。
17名のCHOとしあわせ係が一堂に会し、和気あいあいと交流を深めていて、とても素敵な時間を共有しました。
日立ソリューションズ・クリエイトの皆さま、今回は講演とワークショプのお声がけをいただき、誠にありがとうございました。
お知らせ・お問い合わせ
私たちアイディール・リーダーズはエグゼクティブコーチングに加えて、パーパス・マネジメントやCHOに関する研修やイベントを行なっています。
ご意見・ご質問は、以下のアドレスからお気軽にご連絡ください。