スペシャルインタビュー「後藤 照典」

人と組織の力を解放する
可能性を最大化する存在であり続けたい

AKINORI GOTO後藤 照典

COO

一人ひとりの働く喜びが組織のパフォーマンス向上につながる
その人が持つ力を100%発揮できる環境を作りたい

アイディール・リーダーズのコンサルティングは、 いわゆる戦略コンサルティング会社のように「分析をもとに戦略を策定してお渡しする」というスタイルとは異なり、 人や組織が主体性を発揮してより高いパフォーマンスを発揮できるために伴走することを目指しています。

社員が主体性を発揮できていない場合、それは個人の問題ではなく、構造的な問題が存在していることが多いです。

例えば、私は前職で採用を担当していたのですが、素晴らしい可能性を感じていた学生のみなさんが、入社してしばらくすると元気がなくなり、 「面接の時の元気で、アイデアにあふれたあなたはどこにいってしまったんだ」と思うことがよくあったんです。 しかも、毎年、複数の方が同じように元気がなくなっていく。彼ら彼女らの様子を見て「これは、組織に構造的な問題があるんだ」と感じました。

前職の新入社員に限らず、日本企業で働く人はもっと大きな可能性を秘めているはずなのに、100出せる実力のうち30くらいしか発揮できていない人が多いと観ています。

働く人が100の力のうち100を発揮できるようになるためには、ご自身や組織のパーパスを考えたり、ビジョンを明確にすることがひとつの効果的な方法です。

個人のパーパスと組織のパーパスの重なりが大きいほど、自分の仕事に誇りややりがいを見出すことができ、主体性が高まっていきます。 そして、メンバー個人が主体的に行動することができれば、組織全体のパフォーマンスは格段に向上します。

何よりも、パーパスが一致している組織で働くことは、とても幸せで尊いことだと思っています。

物質的な豊かさの先にある、心の豊かさも求められる今の日本にとって、個人と組織のパーパスの重なりによって「働く喜び」を感じられることは、非常に大切なのではないでしょうか。

組織のパーパスは、最終的に取り組みに落とし込むことが重要
パーパスの「発見・共鳴・実装」のプロセスを一気通貫でご支援したい

では一体、どのように個人のパーパスと組織のパーパスの重なりを大きくしていけば良いのでしょうか。

私たちは「発見・共鳴・実装」という3つのプロセスを大切にしています。

まずはお客さまに「自分たちでパーパスを見つけていただく」ことが重要です。 経営メンバーや社員の方を対象としたワークショップを開き、そこで出たアイディアや想いを起点に対話を重ね、組織のパーパスを少しずつ言語化していきます。

次に、個人のパーパス探求を支援しながら企業のパーパスに対する共感を創るのが共鳴フェーズです。 パーパスについて考える機会を増やすことで、個人と組織のパーパスの重なりが大きくなっていきます。

最終的には、パーパスに基づいて組織の仕組みを整えたり、商品を開発したりすることで、自社や社会に実装していくことを目指します。

このように発見・共鳴・実装のプロセスを一気通貫でご支援できることは、アイディール・リーダーズの強みのひとつです。

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熱意の先は教育から組織開発へ
「人と組織の力を解放したい」と思い、アイディール・リーダーズへ

子どもの頃から勉強に価値を見出して、成績上位を目指すようなタイプでした。大学は教育学部に入り、大学時代には教育系NPOの活動に参画しました。

卒業後は「教育を通して日本を元気にしたい」と思い、教育系の事業会社に就職。小論文の教材開発に携わったあと、 部門の組織開発担当、販売・マーケティングの部署を経て、人事を経験しました。

部門の組織開発を担当する部署にいたときに、アイディール・リーダーズの前身となるIDELEA(イデリア)にコンサルティングを依頼したのですが、 部門のビジョン策定ワークショップに自分も参加して「自分たちはこのために仕事をしているんだ!」と心の底から思えるようなビジョンを作ることができたんです。

ビジョンを部門のメンバーに発表した時も、すごく共感してくれて「人や組織に関わること仕事ができることは、なんて素晴らしいんだろう」と実感したのを今でも覚えています。

その後、32歳でMBAを取得して、自分のキャリアに改めて向き合ったときに真っ先に思い浮かんだテーマが組織開発でした。
そして「人と組織の力を解放する」というパーパスが私の中に生まれ、新しいパーパスのために働きたい、人や組織に関わるコンサルティングをしたい、という衝動が強くなりました。 IDELEAが独立してアイディール・リーダーズを設立したことを知っていたので、私からお願いをしてメンバーに加えてもらいました。

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目の前にいる相手を心から信じる
「相手をより大きな存在として扱うこと」を忘れたくない

冒頭でもお話しした通り、個人のパフォーマンスが、個人の資質ではなく環境や構造に影響されることは多々あります。

コーチングの世界では「コーチのbeing(あり方)次第で、クライアントのbeingが変化する」とよく言われますが、本当にその通りだと思います。

だからこそ、目の前の相手を「より大きな存在」として扱うこと。
無限の可能性を持っていて、もっと大きなことを成し遂げられると信じること。

お客さまにも、一緒に働く仲間にも、そう思って関わることを常に意識しています。

私がコーチング・研修・ワークショップなどを提供している背景には「自分のあり方、関わり方次第で部下のパフォーマンスや働きがいが大きく変化する」ということを、 より多くの方に実感して頂きたいからです。

全ての人が自分の持つ100%の力を発揮することができれば、日本企業の可能性は大きく広がると信じています。 これからも「人と組織の力を解放する」というパーパスを大切にしながら日々お客様に向き合っていきたいと考えています。

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