パーパス(Purpose 存在意義)を策定した企業の従業員を対象に、パーパスが行動や意識に与える影響・課題について実態調査を行い、レポートとして公開いたしました。
パーパスとは「なぜその企業がこの世に存在するのか」の答えとなる、企業の存在意義を意味するものです。組織としての一貫性のある戦略や一体感を得るため、パーパスを策定・ 実践する企業が増えています。
パーパスに関する調査は海外が先行しており、日本国内を対象とした調査がほとんど存在しないことから「パーパスに係るアンケート調査」を実施しました。
注目すべきデータのご紹介
会社のパーパスが働く理由となっていると回答した人 約 60% (回答数 854 名)
あなたの会社の存在意義(パーパス)は、 あなたがこの会社で働く理由にどの程度なっていますか?
会社のパーパスが自分の思考や行動に影響を与えていると回答した人 約 55% (回答数 854 名)
会社のパーパスが自分の思考や行動に どの程度影響を与えていますか?
パーパスを理解・自分事化する取り組みには改善の余地あり
パーパスドリブンな企業になるためには、単にパーパスを策定するだけではなく、社員に対して自社のパーパスを自分事化する機会を設計することが重要だと考えられます。
一方で、「自社のパーパスに関して十分に理解・自分事化する機会 を得られているとどの程度感じますか?」という質問に対して、「非常に感じる」と答えたのはわずか約 18%にとどまる結果となりました。 パーパスを理解・自分事化する取り組みには改善の余地があると言えます。
考察:一般的な言葉のパーパスでは社員の違和感が大きく「ワクワクを感じない」という結果に
自社のパーパスに対する違和感について質問したところ、「表現が一般的過ぎてどの会社の存在意義にも当てはまる」「ワクワクを感じない」が回答数上位の2つとなりました。
パーパス策定を策定する際には、一般的な言葉に落とし込むのではなく、自社の存在意義が凝縮され、より良く表現される形 となっているか、社員の心に響くかという観点が重要になる可能性があります。
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資料では、アンケート調査の設計や、本記事で紹介していない詳細データについてご紹介しております。