株式会社ジーンクエスト 高橋祥子様 自身に根付く「幻想」を自覚し、「成長の踊り場」を抜け出すきっかけとなったエグゼクティブ・コーチング

自身に根付く「幻想」を自覚し、
「成長の踊り場」を抜け出すきっかけとなった
エグゼクティブ・コーチング

株式会社ジーンクエスト

株式会社ジーンクエスト

https://genequest.jp/

話し手
代表取締役 高橋祥子様
聞き手
アイディール・リーダーズ株式会社

ご依頼の背景

遺伝子解析の在り方やさらなる可能性について研究を推進している株式会社ジーンクエスト。株式会社ユーグレナのグループ会社として、ヘルスケア事業の一翼を担っており、遺伝子研究を通した健康寿命伸長などへの寄与が期待されています。代表取締役の高橋祥子様は、研究者、そして会社を牽引するリーダーとして、成長への感度を高く常に前進されてきました。自身の使命を全うする中で、漠然とした物足りなさを感じたことをきっかけに、エグゼクティブ・コーチングの実施を決意。ご自身だけでは気づくことができない視点から成長の後押しをするパートナーとして、アイディール・リーダーズにご依頼いただきました。

この度は、アイディール・リーダーズが経営陣の皆様に向けてご提供している「エグゼクティブ・コーチング」を実施された背景やご感想をお伺いしました。

エグゼクティブ・コーチングの実施を決めた背景・理由を教えてください。

コーチングの後押しで才能を開花させた“ラフマニノフ”と同じ体験を求めていた。

高橋

起業して以来、がむしゃらに頑張っていたのですが、同時に自分の成長に物足りなさも感じていました。もっと考えながらやっていく必要があると感じ、客観的に自分を引き上げてくれるような存在を求めていたので、プロにコーチングをお願いすることにしました。私がコーチングに求めていたのは、自分が感じている成長の踊り場を超えて思い込みを突破するという体験具体的には、私が大好きなクラシック「ピアノ協奏曲第2番」の作曲者であるセルゲイ・ラフマニノフのエピソードをイメージしていました。ラフマニノフは、第2番の前に第1番を世に出したものの、酷評され鬱になるという経験をしています。ですが、彼は、当時の担当医師からコーチングや励ましを受けたことで、自分自身で設定してしまっていた限界を突破し、最終的に後世に残る名作を創り上げたんです。ただの天才ではなく、コーチングでしっかりと導いてもらったことで成長できたというこのエピソードに共感する部分があり、私も同様の体験をしてみたいと思っていました。さらに、経営者仲間の「コーチングを通して人生観が変わった」という話にも背中を押されました。

 

エグゼクティブ・コーチングを受ける前のコーチングのイメージはどんなものでしたか?

客観的な気づきを得られるという前向きなイメージを持つ一方で、モチベーションが下がりかねないという懸念も。

高橋

数多くの敏腕経営者が受講しているのを知っていたので、経営する中だけではわからない新たな視点からの気づきがあるのだろうなとポジティブなイメージを持っていました一方で、メンタルモデルを解消するやり方を誤ると、気力が削がれてしまうという側面があることも知っていたので、それは避けたいと思っていました。今の自分を認めることと、受容した上で次のステップへ進むことの境目が曖昧なことに、懐疑的な印象があったのは事実です。

サンプルセッションを体験した後、ご自身の中でどのような気づきや変化がありましたか?

自分の状態を客観的に理解できたことが、自身が抱える課題解明のヒントに。

高橋

コーチングを続ける動機となった気づきが2つありました。1つは、後藤さんに「高橋さんがくすぶっているのはもったいない」と言われたこと。くすぶっていることを自覚していなかったので、とても新鮮で、驚きました。2つめは、自分が規定してしまっている限界が幻想であるというメタレイヤーからの視点を得られたことです。特に後者については、「幻想」の意味を正確に理解したいと思いました。どのようなメカニズムで幻想を抱いてしまっているのか、そもそもどのような幻想なのか、そしてどうすれば解消できるのかということを引き続き深掘りしていきたいと思いました。

全6回のエグゼクティブ・コーチングを通して、ご自身にどのような変化がもたらされましたか?また、組織にはどんなインパクトがありましたか?

自分の中で無意識に育ててしまった挑戦への上限に気づき意識改革が起きたことで、成長幅が格段に広がったと実感。

高橋

自分が無意識に作り出している思考が、勝手に限界を決めてしまっていることがわかったので、まずは客観的に疑うようになりました。私の好きな漫画『HUNTER×HUNTER』の一場面で例えるならば、キルアの頭に刺された針が抜かれ覚醒するシーン。本人が気づかないところで潜在的な力をあえて抑制されている状態から、あるきっかけがあって力を解き放つといいますか、それが、私が感じたコーチングによる自身の変化です。人間だけに限らず、生物は、自己防衛手段として行動にブレーキをかけることが生まれながら刷り込まれています。それは思考も同じで、難しい課題に直面した時つい自分で限界を規定してしまうもの。コーチングでは、限界を作ってしまったその無意識的な思考のブレーキに気づくところから始め、少しずつ限界突破ができるようになりました

あとは、10年くらいずっと見続けていた夢の内容が変わりました。部活動として続けていたフィギュアスケートの試合で、跳べると信じている想定内のジャンプを跳ぶという夢だったのですが、その内容が変わり、はるかに難しいレベルのジャンプを跳べるようになりました。跳ぼうと思ったことすらないジャンプを跳べるくらい、コーチングによって潜在意識に変化がもたらされていると実感し、とても驚いています。

後藤

陸上界の「10秒の壁」と同じですよね。本当は存在しない限界を作り出してしまいますが、例えば他の誰か一人がその壁を超えた時、なぜか全員「できる」と思えて実際に突破するということはよくある話です。

高橋

実は、ちょうど私の中で意識改革が起こった時、次期予算と中期経営計画を作るタイミングにありました。目標はゼロベースだと高く掲げられますが、過去年度の成長率と比較する中だと、どうしても立ち竦んでしまう自分がいました。コーチングのセッションを重ね、「これくらいかな」という無意識的な制限を取っ払うことで、高めの目標を掲げることに躊躇がなくなり、最終的に腹落ちすることができたと感じています。

後藤

コーチングを通してご自身には大きな変化が見受けられたようですが、その変化が組織との関わり方の中に反映されていると感じる場面はありますか?

高橋

メンバーとの1on1で、手応えを感じるようになりました。以前は、何を聞いていいか迷う部分もあり、一般的なコミュニケーションにとどまっていた気がしますが、コーチングを受けてからは、メンバー一人ひとりの成長促進の機会になればという思いを持って、臨むようになりました。

後藤のエグゼクティブ・コーチングの良かった点を教えてください。

話を理解しているからこそ出てくる良質な問いの数々が、自分自身を見つめ直すきっかけに。

高橋

「良い問い」をもらえると感じました。「良い問い」があるからこそ考える意味があると思うのですが、後藤さんのコーチングセッションでは、自分では気づけないポイントで「どうして?」を問われることが多かった印象です。例えば、「成長」というキーワードについて。私の場合、成長したいという気持ちを前提に突っ走ってきたので、「どうして成長したいのか?」「そもそも成長とは?」など、立ち返った問いを投げかけられた時に、ハッとさせられましたし、真剣に考える貴重な機会になりました。

また、私が1しか説明していないことを10理解してくれるのが、後藤さんのすごさだと思います。私の話は抽象的な内容が多く伝わりにくいとよく言われますが、後藤さんはすんなりと理解してくださったので、ストレスなくコーチングを受けられました。もちろん、私と後藤さんのメンタルモデルや思考プロセスが比較的近しいという背景があるとは思いますが。

今後、ご自身としてはどのようなチャレンジをしていきたいとお考えですか?

思い込みによる可能性の上限を取っ払って、大きな挑戦を恐れず前進し続けたい。

高橋

より大きな事業を作っていきたいです。冒頭でご説明した、ラフマニノフになれるかどうかかなと。コーチングで享受した思考や感覚を生かして、自分が想像していた以上の事業を展開できればいいなと思います。これまでが第1楽章だとしたら、ここからが第2楽章です。不安がないといえば嘘になりますが、振り返った時に後悔のないよう、挑戦を続けていこうと思います。

後藤

今の高橋様のように現状の枠組みを超えて挑戦する際に感じる恐怖は、「成功恐怖」と呼ばれています。成長するための重要なシグナルの一つです。

エグゼクティブ・コーチングは、どのような方にオススメしたいですか?

「どの山をどこまで登るか」というビジョンを考え切り拓いていく企業の社長や代表取締役には特にオススメしたい。

高橋

エグゼクティブ・コーチングが向いている人がいるというよりは、自分がコーチングを受けるタイミングが大切ではないかと思っています。まずはコーチングを始めた当初の私のように「成長の踊り場」にいて一種のモヤモヤを感じているタイミングがおすすめです。

 

また、自分や組織に対して明確な課題を持っているが、自分ひとりではなかなか壁を超えられないと感じている方にも非常に効果的だと思います。

 

どの山をどこまで登るかを決める段階と、どう山を登るかを考えて実行する段階とがあるとして、エグゼクティブ・コーチングは前者の立場にある人に、よりオススメしたいです。経営者の中でも、戦略を考え実行を司る役割の人以上に、ビジョンを作り切り拓いていく社長や代表取締役に効果を実感してもらいやすいサービスだと思います。