Micro World株式会社 社長依存の要因を整理することで組織力強化を実現したエグゼクティブ・コーチング

Micro World株式会社 杜穎富様
社長依存の要因を整理することで組織力強化を
実現したエグゼクティブ・コーチング

MicroWorld株式会社

MicroWorld株式会社

話し手
MicroWorld株式会社
代表取締役 杜 穎富様
聞き手
アイディール・リーダーズ株式会社

この度は、MicroWorld株式会社代表取締役の杜様に、アイディール・リーダーズの「エグゼクティブ・コーチング」をご受講いただいた背景やご感想についてインタビューさせていただきました。今回の体験を通して、杜様ご自身そして会社全体にどのような変化が起こったのかをお伺いしました。

◆改めまして、杜様のお仕事の内容とそのお仕事で感じるやりがいや想いを教えてください。

ITの技術を使って世の中の人たちの役に立ちたいという強い想いが働く原動力に。

弊社は、ITの技術を使って社会にある様々な課題に対する新しいソリューションを提案している会社です。例えば、DXやAI、データの分析・利活用、マーケティングはもちろん、金融のクレジットカードなど、ITに関わる領域で幅広く展開しています。また、弊社の強みは「人材」と「実績」です。専門性が非常に高い優秀なエンジニアが中国・日本から集まっているため、日々質の高い研究や開発を進めていくことができています。その結果として、各業界のトップレベルの企業から厚い信頼を得られており、これまで数多くの実績を積み重ねてきています。

私自身も長年エンジニアとして従事してきましたが、経験を積むごとに、より一層お客様や社会に必要とされるものを創りたいと強く想うようになってきています。弊社のメンバーは皆同じ想いを持って、日々サービスの提供や技術の開発に邁進しています。

◆コーチングを受けられる前に感じていた課題を教えてください。

社長への依存度が高く、組織として停滞してしまっていた状況を早急に脱却する必要があった。

社長である私への依存度が高く組織としてうまく機能できていなかったことと、それに伴い新規事業がスムーズに進まなかったことに課題を感じていました。会社設立当初から、様々なソリューションを持とうと奮闘していましたが、ほとんどが私自身の想いがベースとなり、私自身の目標を達成するためのものになりつつありました。ビジネスの基盤や取引先様との信頼関係構築を徐々に確立し、効率的にビジネスを回せるまでになりましたが、社長の私がほぼ一人で会社を動かしていたため、会社として全体的に私への依存度が高まってしまいました。今思い返すと、現場メンバーの「自ら動く力」が不足していたことに気づけていなかったのでしょうね。また、代表として会社の将来を見据えた施策を検討していきたいのに、時間が十分に取れていなかったことも課題でした。私自身が会社の未来について向き合う時間を持つためにも、会社の組織力を強化して私への依存度を下げることが必須でした。さらにIT分野は変化が目まぐるしく、2・3年スパンで新しい技術を生み出す必要があるため、早急に組織改革に着手したいと思っていました。

◆アイディール・リーダーズにエグゼクティブ・コーチングをご依頼した経緯や理由を教えてください。

限られた時間の中で課題を解決するためのヒントを求めて、初めて「コーチング」を受講。

課題は把握していたものの、考える時間もなく手段もわからなかったため困っていたところ、知人から「コーチング」の存在を教えてもらいました。企業のトップとして活躍する方々の中では受講している人も多いと聞き、何かヒントを得られればと思ったのがきっかけです。「コーチングとは?」という状態で後藤さんとお会いしお話しさせていただきましたが、プロの視点で冷静かつ俯瞰的にアプローチしていただけて「これは確かに今の私にとって必要だ」と実感したので、アイディール・リーダーズにコーチングをお願いすることにしました。

◆エグゼクティブ・コーチングを受けた後、ご自身や会社にどのような変化がありましたか。

人材が育ちビジョンが明確になったことで組織力が向上。信頼できるリーダーに業務を分散できるように。

社長への依存度が高かった組織の課題については、人材育成の観点で整理するところから始めました。なぜ依存度が高まってしまったのか、どうしたら依存関係にならずにすむのかなど、コーチングを通して課題を徹底的に見つめ直し、少しずつ解決への糸口が見えてきました。コーチングで気付かされたアイデアに基づき、社員に任せる機会を増やしたところ、少しずつ状況が変わっていきました。今ではリーダーも10名ほどになり、自分が一人で抱え込んでいた仕事を振り分けられるようになりました。最近では、それぞれのリーダーが個性を発揮し独自のやり方で業務を遂行できるまで成長してくれています。

さらに、コーチングで新たな発見もありました。社長への依存度が高まってしまった理由を追及する中で、「ビジョンが描けていない」という別の大きな課題が露呈し、その整理も一緒にしてもらいました。ビジョンが明確になったことで、現時点ですべき未来への準備も明確になり、役員やリーダーを中心に行動し始めることができています。

私自身は、ここまで申し上げた「変化」が一つずつ着実に達成できているという事実に大変ワクワクしています。組織力が強化され、社員全員が同じ方向を見つめられるようになった状況の中で、みんなで新規事業を考えることを心から楽しみにしています。

◆コーチングの経験を活かし、「人を育てる」という視点で杜様が実施された社内研修について教えてください。

社長依存からの脱却の第一歩として、会社の理念や立場相応の心構えなどを幅広い対象に向けて説明。

4月から複数回に渡り実施してきた社内研修ですが、今も継続中です。4月度は、中国人スタッフに向けて行いました。弊社は約6割が中国出身者で構成されており、中国人のメンバーは会社にとって重要な存在です。だからこそ、弊社の強みや、お客様に提供するものやその根底にある想いなど、MicroWorldの一員としての基本の心構えをお話ししました。また、中国と日本の文化や習慣のいいところを融合させて、2カ国のシナジーを生んでいきたいという私の想いも伝えたうえで、具体的にどこに落としどころがあるのかなど、3回にわたって説明しました。さらに、リーダーに向けては、社長に指示される前に、お客様に求められる前に、自らが能動的に先手を打つことの大切さについて自分の経験を踏まえてお話しました。

今このタイミングで会社全体の意識を改革しないと、永遠に我々が抱えている課題を乗り越えることはできないし変われないと思い、忙しい中でも必死に研修を実施してきましたが、いい感触を得られているのでこれからも続けていきたいです。

◆会社としてのビジョンや目標に向けて、どのような動きがありますか?

変化が著しいIT業界だからこそ、常に先を見据えた新規事業を3年単位で計画していきたい。

我々は技術の会社なので、社会全体をリードしていく必要があります。3年前に生み出した技術が今の事業を支えてくれているように、次の3年後に向けたものを考え基盤を整えていかなければ、他社に追い越されてしまいます。だからこそ、我々は6年後の2027年までのビジョンを描き、その中間時点として掲げている3年後のビジョンに向けて動き始めているところです。既存事業に対しては当然右肩上がりの成長を求めますが、経営陣においてはそれだけでなく、6年先の結果につながる新規事業の検討に力を発揮してほしいと思っています。もちろん私も代表として、自ら先頭に立って考えていくつもりです。

◆アイディール・リーダーズのエグゼクティブ・コーチングにはどのような特徴がありましたか。

物事をシンプルに整理できるよう導いてくれるプロ。既存の課題はもちろん、新たな発見も。

限られた時間の中で、ビジョンや課題の解決など経営の軸となることについて一緒に整理し、複雑に考えていたことを自分で解決できるよう導いてくださったのが印象的でした。曖昧になっていたものを具体に落として考えさせてくれるので、簡略的に課題やテーマを見える化することができます。この考え方は、自分で振り返る時にも役に立ちますよ。

◆アイディール・リーダーズのエグゼクティブ・コーチングをどのような方におすすめしたいですか?

忙しい時ほど自分よがりになりやすい考え方を、コーチという第三者の視点を通して整理する体験を。

急成長している中、次の戦略を考える段階にある経営者にお勧めします。経営者は、自分で事業を切り開き発展させることが好きだったり得意だったりすると思いますが、独りよがりになりすぎると、自分だけの考え方に限定されて固執してしまう恐ろしさがあります。成長の歩みを止めないためには、自分が作った型や枠を取っ払う必要がありますが、その時に役に立つのがコーチングだと私は感じています。アイディール・リーダーズのエグゼクティブ・コーチングは、限られた時間で、自分自身や会社を別視点で考える貴重な時間を提供してくれます。忙しい人ほど、ぜひ利用していただきたいです。

コーチからの一言

アイディール・リーダーズの後藤照典です。
杜さまと初めてお会いしてお話を伺ったところ、様々な経営イシューをお抱えということがわかりました。私のこれまでの経験から、5つ以上の経営のイシューが上がってくる場合には、それらのイシューを俯瞰し、適切に優先順位付けをすることが大切になってきます。その際に有効なのが「重要度×緊急度マトリクス」です。まず、思いつくまま経営イシューをあげていただきます。その後、このマトリクスの中に、各イシューをプロットしていきます。「AとBでは、どちらのほうが重要度が高いですか? 緊急度はいかがですか?」とご質問し、プロットしていく中で、漠然としていたイシューの重要度・緊急度が見えてきます。その後、それらのイシューの中で、ご自身で解決できるものと、コーチの伴走が必要なものをわけていきます。

今回の杜さまとのコーチングセッションにおいても、このプロセスを大切にしました。コーチングでの気づきをすぐに社内の研修として実践される姿勢は本当に感服いたしました。これからも杜さまのご活躍を応援させていただきます!