【ビジョンを体現する商品紹介】「くすりだけを、つくらない。」を体現する『Home Medic(ホームメディック)』

【ビジョンを体現する商品紹介】
「くすりだけを、つくらない。」を体現する
『Home Medic(ホームメディック)』

『Home Medic(ホームメディック)』
https://homemedic.jp/lp?u=everyday
本当に必要な成分だけでつくられた、かゆみに悩む人に本気で寄り添うブランドとしてスタート。無駄なものは一切入れずに有効成分を厳選した「くすり」「保湿剤」、くすりを使わずに根本から強い肌をめざす「石鹸」「サプリメント」を中心に、独自のECサイトで販売中。プロダクトとセットで生活習慣やくすり、症状に関する情報を届けることで、肌のかゆみに根本から向き合う人を包括的にサポートする。「くすりだけを、つくらない。」というビジョン2030を体現するプロジェクトの第一弾。

話し手:ジャパンメディック株式会社 代表取締役社長 前田和也様
聞き手:アイディール・リーダーズ株式会社 COO 後藤照典

2030年を見据え策定したビジョン「くすりだけを、つくらない。」を基点とし、ステークホルダーに対する働きかけを続けているジャパンメディック株式会社様。今回のインタビューでは、ビジョン2030を体現した商品『Home Medic(ホームメディック)』の誕生秘話について伺いました。

※ビジョン「くすりだけを、つくらない。」が作られたストーリーは、下記の記事をご覧ください。
https://ideal-leaders.co.jp/project/japan-medic-vision-making/

『Home Medic(ホームメディック)』をつくることになった経緯を教えてください。

ずっとやりたかった「本当にいいものだけをつくり、直接お客様に届ける。」というシンプルなこと。

前田)
きっかけは、「D to C(Direct to Consumer)に挑戦したい」という私の想いでした。社内メンバーに相談したところ、賛同する声が多かったので、実際にやってみることにしました。EC市場が拡大しネット通販が当たり前になった影響も大きかったです。弊社は店舗や大手製薬メーカーなどに対するB to Bが基本だったのですが、この世界では、マーケティングの優先度が高くなるので、配合成分やその量に開発者側の本意ではない調整が入ることもよくあります。本当につくりたいものがつくれないというジレンマを抱えていた中で、D to Cは私や開発者にとって希望の光だと感じました。

後藤)
D to Cへの挑戦は、新たに策定した5つのビジョンに当てはめると、「生活者」「事業」に関わってくるでしょうか。

前田)
そうですね。【日本のセルフメディケーションを前進させる。】【医薬品にこだわらない幅広い商品をつくる。】を象徴する商品だと思います。ただ、D to Cの構想自体はビジョン2030が完成する前からあったので、ビジョンありきというわけではありません。むしろ、「予防」と「薬や生活習慣に関する知識の啓蒙」という目的を持ったD to Cが形になるとある程度わかっていたからこそ、具体的なイメージを持ってミッションを決めることができたのだと思っています。

後藤)
前田社長が温めてきた想いと今回策定したビジョンが、相乗効果を発揮しているということですね。ちなみに、D to Cに関心を持たれたのはどのタイミングだったのですか?

前田)
社長就任の前後で参加した勉強会です。海外ではこの業界で、D to Cが主流になりつつあるというのを耳にしまして。そこから少しずつ、工場や技術者を抱える我々こそが、お客様に直接製品をお届けすることに挑戦すべきだという想いが強くなっていきました。

『Home Medic(ホームメディック)』のプロダクトの性能について、特徴を教えてください。

予防からアフターケアまでを自宅で完結できる、かゆみで悩むすべての人に寄り添うブランド。

前田)
まずはセルフケア商品からご紹介します。1つは眠りをサポートするサプリメントです。これには、GABAやセラミドといった眠りの質を高める成分、肌の保水力を高める成分がたっぷりと含まれています。市販のものと比較してもかなりリッチな成分配合となっているので、効果をより感じやすいかと思います。もう1つは石鹸。引き算の考え方でとにかく必要な成分だけを厳選し、肌に負担のかからないものに仕上げました。汚れだけを落として、必要な油分は落とさない。シンプルですが、これを実現している商品はなかなかないと思います。弊社には石鹸をつくるノウハウがなかったのですが、自身も肌の弱さに悩む1人の社員が自発的に協働パートナーを見つけ出してくれたおかげで実現した、想いのこもったものです。

後藤)
社員がお客様の目線に立って考え抜いた商品だと、信頼も格別ですよね。私もこの2つは普段から使わせていただいていますが、よく眠れますし、肌も乾燥しない。生活の質が格段に上がりましたね。同様の感想を抱いている消費者も多いのではないでしょうか?

前田)ありがたいことに、利用者からは大変高い評価をいただいています。私たちがこだわった部分をそのまま効果として実感しているという声がたくさん届いており、非常に嬉しいです。

後藤)ケアアイテムを2点ご紹介いただきましたが、やはり御社の1番の強みはおくすりでしょうか?

前田)そうですね。必要な成分だけを入れて、お客様の症状に合ったものを提供できるように日々開発を進めています。これから力を入れてプロモーションしていきたいのは、デリケートゾーンのかゆみなどを抑える「レガートクリーム」や、これからの季節に発生しやすい手湿疹に効果のあるステロイド入りの「フォルテ軟膏」です。くすりに限らず、保湿剤もいろいろなタイプを用意できる予定なので、ぜひ1人でも多くの人に役立って欲しいなと思います。『Home Medic』の商品で予防、治療、アフターケアを完結し、生活習慣や体質改善に長い目で取り組む。そんな販売の路線づくりができればと考えています。

『Home Medic(ホームメディック)』を通してどのようにビジョンを実現していきたいとお考えですか?

社会にインパクトを与えることで、健康のために本当に必要なモノや情報へアクセスできる場の創造と、公的医療への依存からの脱却を後押ししたい。

前田)
まずは、【日本のセルフメディケーションを前進させる。】という生活者に向けたビジョンにそのまま接続されると思います。ブランド名からもわかるように、この商品は「治せるものはおうちで。」というコンセプトで開発しました。セルフケア、セルフメディケーションで健康な毎日を過ごすことを目的としています。この業界全体が課題意識として持っている公的医療への依存から脱却することを後押ししながら、「ドラッグストアでは本当に自分の症状に合ったモノを選びにくい」という悩みも独自のECサイトを持つことで解決したいと思っています。私たちがきっかけとなり、医薬品業界全体でD to Cの販売方法が当たり前となって、生活者にとってより良い市場が整うといいなと思います。

後藤)確かに、ドラッグストアは気軽に行けて、商品が豊富に用意されているメリットがある一方で、何を基準に選べば良いのかわからず安価なもの、または高いものが効くという先入観で無駄に高価なものを購入してしまいがちですよね。

前田)そうなんです。ドラッグストアで陳列棚を見ると、説明能力が不足しているように感じます。ビジネスの場なので、お店側が売ると決めたものをオススメにするなど、本当に困っている人に寄り添っていると言えるのかなと疑問に感じることもあります。一方で、手間と価格を理由に、くすりの処方を求めて病院に行く人が多すぎる現状もあります。やみくもに公的医療の恩恵を受けようとする人が減らない限り、日本の財政は逼迫し続けます。この社会課題はとても深刻なので私たちだけでどうにかできるものではありません。しかし、『Home Medic(ホームメディック)』を通して、社会に一石を投じることにより、業界全体でインパクトを起こせたらと思います。

後藤)
D to Cの市場拡大も、公的医療への依存からの脱却も、社会的に価値のある非常に大きな挑戦ですね。「事業」のビジョンとも重なってくるのではないでしょうか。

前田)
日本のセルフメディケーションの前進のために必要になるのが、「事業」のビジョンです。予防やアフターケアといったくすり以外の商品の開発や、モノだけでなく情報を発信していくということが、まさに【医薬品にこだわらない幅広い商品をつくる。】を体現しています。

後藤)
世の中にはこれだけ情報が溢れているのに、本当に必要な情報はなかなか手に入らないですよね。私も御社からの発信で初めて「肌にいい顔の洗い方」を知りました。改めて自分はこれまで生活習慣やくすりについて知識がなかったなと感じます。

前田)
海外では、セルフメディケーションが当たり前の世の中ということもあり、みんな自分の体質や状態に合った薬を知っています。一方日本では、症状があったら医者からくすりを処方してもらうという文化が根付いているので、個人のくすりに関する知識は乏しい印象です。だから、我々の発信する情報を通して、自分に合ったくすりやケアについて関心を持ち、勉強する人が増えて欲しいと思います。

後藤)
『Home Medic(ホームメディック)』の今後の展望についてはどのようにお考えですか?

前田)
開発中の医薬品があるのでそれは近いうちにリリース予定です。もう少しマーケティングを強化して軌道に乗ってきたら、保湿剤やケアアイテムの種類を増やしていきたいと考えています。また、このプロジェクトは私たちが得意とする「かゆみどめ」のブランドとしてスタートしましたが、いずれはもっと幅広い守備範囲で、商品を展開していければと思っています。

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